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せせらぎのささやき vol.6
6月18日糖尿病の勉強会に参加しました。
糖尿病の食事治療の新しい考えや、24時間持続的に血糖値を測定する器械を用いたデータの紹介がありました。
カロリー制限したときに、エネルギーを節約するタイプと浪費するタイプがあるそうです。もちろん浪費するほうがやせやすく、節約するほうがやせにくいということです。でも食糧難のときはエネルギー節約タイプのほうが生き延びそうですよね。
昨年出た新しい糖尿病の薬の講演がありました。わたしはこの薬に適した患者さんには処方しようと思っていましたが今まで使用していません。
講演された先生によると、この薬にあった患者さんは劇的に糖尿病が改善するようですが、患者さんによっては副作用で苦労するようです。やはりこの薬は患者さんを選んで処方する必要性が他の薬より大きいと改めて思いました。
せせらぎのささやき Vol. 5
5月14日に透析の勉強会に参加しました。
和歌山県は全国の傾向に反して、ここ数年透析の患者さんが増えているそうです。
腎臓の状態をチェックするにはやはり検尿検査がきっかけになるようです(特に蛋白と潜血)。わたしもふだんから尿検査には注意して診療しています。早めに発見して治療すれば治る病気もあります。
しかし全国的に透析の医師が腎臓内科の医師より多い都道府県は透析患者さんが多いみたいです。腎臓が悪くなると、透析の医師は透析治療へ導いてしまうということかもしれないです。
せせらぎのささやき Vol. 4
4月11日に小児科の勉強会に参加しました。呼吸器感染症、肺炎治療の勉強会です。
どの程度まで外来で治療できるか、どのような抗生物質を使用すればよいのか、など具体的で分かりやすい講演でした。
気管支炎や肺炎はどのタイミングで紹介するか悩ましいことがあるので参考にしたいと思いました。
また、その先生はただの風邪には漢方薬を使うと言ってました。すこし驚きました。
せせらぎのささやき vol.3
4月9日に免疫療法の勉強会に参加しました
免疫療法と言うと難しそうですね。今話題のスギ花粉の薬を舌の裏に投与(舌下投与)して免疫をつけスギ花粉症を治療しようというものです。
よく効く方は薬がいらなくなるくらいに改善するようです(効かない人も2割くらいいるそうです)。しかし3~4年続ける必要があります。
ただ、当院はその薬を処方する資格がありません(処方するにはアレルギー学会の勉強会などに出席する必要があります)。でも4月9日の勉強会で薬や治療の基礎知識はありますので気になる方はスギ花粉症の舌下免疫治療について相談してください。
さらに、今子どもや65歳以上の方に肺炎球菌ワクチンを予防注射していますが、それもいつか舌下投与で免疫がつく日が来るかもしれないそうですよ。
せせらぎのささやき vol.2
こんにちは。「せせらぎのささやき」2回目です
4月4日に感染症・アレルギーの勉強会がありました。
和歌山市内で1年間に飛んでいる花粉の調査報告やはしか・風疹・みずぼうそう・おたふくかぜの予防接種の講演などがありました。
花粉の調査報告では、花粉によるアレルギーを疑ったとき、どの季節にはどの花粉を疑うのかがはっきりしました。そうすれば、血液検査するときに検査項目を絞れるので費用も少なく済みます。
予防接種の講演では、上に書いた4つの予防接種の効果などの内容はもちろん、特に医療にたずさわる人たちの感染対策についての話がありました。4月に医療系の専門学校に入学される方の検査や予防接種の受診も何人かありました。職場での感染症対策についてもせせらぎクリニックでご相談いただければと思います。