せせらぎのささやき Vol.24

11月5日は腸内細菌と免疫の講演と小児アレルギーの講演をハシゴしました。

腸内細菌と免疫の講演では腸内には100兆個!のさまざまな細菌がいてその細菌のバランスによっていろいろな疾患(たとえば糖尿病、や肝癌やアレルギーなどなど)にかかりにくくなるそうです。さらに、肥満にも関係してると言われ、やせている人の便(ウンチの中の細菌!)を肥満の人の腸にいれるダイエット法もあるそうです・・・

小児アレルギーはアレルギーのメカニズムを踏まえた最近の舌下免疫療法や進行中の新治療などの説明がありました。最近アレルギーの子供が増えているのはやはり生活環境が清潔になっているのが大きな原因の1つです。面白い話としてはこどもを牛や馬など動物を飼育している環境の近くで育てるとアレルギーになりにくいそうです。なぜなら、家畜の便の中の細菌(また細菌!)の中にアレルギー反応を起こしにくくする物質があるかららしいです。であれば、小さいときにせっせと動物園に連れて行くのはアレルギー防止にいいのかな?と思いながら聞いていました。

最近、除菌グッズが売れるそうです(たとえばファブリーズ)。いつもおもうのですが、ああやって菌を排除していると最後には様々な病気を引き起こすだろうなと。日本はとにかく清潔すぎる気がします。