往診と訪問診療の違い
訪問診療とは、例えば毎週○曜日の○時にと約束して医師が訪問することです。在宅で療養されていて、寝たきりで動けないなど通院困難な方が対象になります。小児の患者さんも対応できる範囲で訪問診療します。
往診とは電話等で請われて訪問することです。往診した結果急に検査や処置が必要な場合は救急隊に連絡し病院への搬送を依頼することもあります。
せせらぎクリニックは在宅療養支援診療所を届け出ています。
在宅療養支援診療所の第一要件は、「必要とあれば365日24時間往診すること」です。しかし実際には夜に連絡を受けてもお酒を飲んでいて往診にいけないこともあります。また高齢者の方で急な発熱などで動けなくなり、往診を依頼されるケースがたまにあります。依頼されたものに対して全てに往診するのはなかなか大変です。
携帯電話から患者さんに連絡して病状をうかがい、「自宅待機」とか「急患センターへ受診」とか「救急車を呼ぶ」などの判断はできます。
さらに癌などで命の終末を自宅ですごしたい方、あるいは脳梗塞で麻痺がある、高齢で歩くのが困難など通院が困難な方の主治医として定期的に自宅を訪問する訪問診療をして、薬を調整したり点滴したりしています。
これを行うには訪問看護ステーションやヘルパーさん、ケアマネージャーさんとの連携が重要です。いろいろ相談しながら患者さん、ご家族、医療スタッフが相談・協力しながら訪問診療をすすめます。
当院では夜間や休日などに緊急で連絡いただければクリニックの留守番メッセージを聞いて折り返し連絡するシステムを作っています。病状で困ったときは遠慮せずにお気軽にご連絡ください。