せせらぎのささやき Vol.39

11月7日は癌遺伝子の勉強会がありました。そこで、癌遺伝子パネル検査について話がありました。血液だけで数十種類もの癌遺伝子につながるような遺伝子異常がないか調べるものです。癌は今や遺伝子異常が引き起こす病気と認識されています(生まれもって癌になりやすい遺伝子を持っていたり、お酒やタバコなど外的影響によって遺伝子が傷つき、癌遺伝子に変化したりすることから発症します)癌患者さんが自分の癌に対して的確に効く薬がわかる夢のような検査・・・と言うわけでは、やはりないようです。くわしく聞きたい方は外来で申し出てください。

せせらぎのささやき Vol.38

9月7日に小児科の勉強会がありました。いろいろな内容の演題があったのですが、気になった点の一つ目。日高地区のこどもに百日咳が大流行しているようです。二つ目。乳児期の貧血が成長後の多動症と関係があるかもしれないそうです。また大人のいらいら、ふらつきなど情緒不安定に、貧血になっていないものの鉄分不足が関係あるかもしれないそうです。こういった大人の患者さんは珍しくないので血液検査で鉄の測定をしたほうがいいのかも、と思いました。

せせらぎのささやき Vol.37

5月18日に肛門の皮膚疾患の勉強会がありました。そこでウォシュレットによって肛門のかゆみや皮膚疾患を誘発することがとても多いという内容の話がありました。とても興味深かったです。もしおしりの穴がかゆい人がいれば、しばらくウォシュレットの使用を控えると、自然に治るかもしれませんよ。

せせらぎのささやき Vol.36

4月13日に予防接種の勉強会がありました。最近の小児科の先生は大人(親御さん)にも積極的に予防接種をするようです。麻疹や風疹は予防接種してる子供よりも大人が感染する可能性が高いのでワクチンを輸入してまで接種を進めていると話されてました(大阪の小児科の先生です)。あと、おたふくかぜの定期予防接種の再開はまだまだ先のようです。

せせらぎのささやき Vol.35

1月19日に高血圧の勉強会に参加しました。高血圧は放置すると心臓の負担が蓄積されて不整脈となり、脳梗塞を引き起こして会話しずらくなったり麻痺が残ったりします(長島茂雄さんが有名です)。最近は40台くらいの若い独身男性で食生活の不摂生から高血圧になり、脳梗塞になる人が増えているみたいです。その介護をするのが高齢の両親が多いのだとか。障害が残ったまま長い余生を暮らさなければなりません。悲しいことです