せせらぎのささやき Vol.29(番外編)

11月12日は毎年恒例になりました、ジャズマラソンハーフマラソンの部に出場しました。その日は臨時休診でした。知らずに来院された患者さんにはご迷惑をおかけしました。今年は少し寒く、晴れ、風も少ない好コンディションでした。練習が少なかったわりに1時間49分39秒ろ昨年より約5分も短縮できました!

せせらぎのささやき Vol.28

9月9日は不眠症の勉強会でした。2人の先生の講演でした。

いままで何回かの不眠症の勉強会に出席してきました。そこでいろいろ勉強したことをまとめてパンフレットを作りました。不眠症に対する治療はもちろん専門家ではありませんが、本当にいままでどおりでいいのか、患者さんに説明していきたいと思います。

せせらぎのささやき Vol.27(番外編 病児保育開始に向けて)

この文章は病児保育を始めるにあたり医大同窓会誌への寄稿を一部改変したものです。決意表明みたいなものになっています。少々長いです

病児保育園とは感冒、インフルエンザ、胃腸炎などさまざまな疾病で保育園や幼稚園で預けられないお子さんをご自宅の代わりに保護、観察して必要なら診療所に運んで治療する施設です。開院当初から、クリニック経営が軌道に乗れば始めたい事業でした。小児心臓外科医として仕事している時から「子を慈しむ親の姿が最も尊い」という勝手な信念があり、医師という立場でクリニック以外で役に立てることとして具現化したものです。

和歌山市では月山チャイルドケアクリニックの1箇所で病児保育が行われています。同クリニックの月山啓理事長によりますと、和歌山市でもう1箇所病児保育施設設置が望ましいとなったとき、いろいろな先生に声をかけたそうです。ところがことごとく断られて宙に浮いたままになっていました。私が病児保育をしたいと月山理事長に相談しますと快く乗ってくださいました。

昨今の日本は両親共働きから保育園への関心が高まっています。待機児童解消問題や保母さんの給料upなど話題になっていて、社会インフラとしてのさらなる機能が期待されています。極めつけが2015年に国会でも取り上げられた「日本死ね」で象徴される、保育園が確保できなかったため就職できなかった母親の過激な文面のメールです。この流れも後押しして、わたしが病児保育園を運営したいと役所に掛け合うと、和歌山県、和歌山市の担当職員さんは熱心にその実現に向けて検討くださいました。通常の役所認可としては異例かもしれません。時流に乗ったということでしょう。

さて病児保育事業には補助金が支給されます。例えば保育施設の建設・改修に補助金が出ます。病児保育園実施後は預かった児童の数で年間の補助金も出ます。正式認可は和歌山市に権限があるため、市議会でこの事業に税金を投入してよいか予算審議して認可が下ります。で、この補助金はないとなかなか経営が難しいのです。というのも、預かる子供3人に1人の保育士、子供10人に1人の看護師を置くように義務付けられています。保育料から保育士さん、看護師さんの給料を捻出するには高額の保育料が必要です。補助金は税金だから、公益のために使わせていただかねばと改めて肝に銘じる次第です。平成29年3月の和歌山市議会のあと、和歌山市長が会見で今回の病児保育園増設を市政の目玉政策として発表されたそうです。行政としても子育て支援はアピールしたいのでしょうが、期待に応えられるようきちんとしなければと身の引き締まる思いです。

せせらぎのささやき Vol.26

3月23日は食物アレルギーの講演でした。果物による航空ないアレルギーと花粉アレルギーとの関連についてなど幅広い内容でした。その中で面白いアンケート調査結果がありました。①アトピー性皮膚炎は1人目のお子さんは発症しにくく、発症したとしても治りやすい。また乳酸菌を摂取すると治りやすい。②気管支喘息のお子さんは他に兄弟がいないほうが治りやすい。③便秘はアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を発症しやすい。

以前他の記事で書きましたが、腸内細菌とアレルギーとは強い関連があるようです。アレルギー対策にヤクルトや整腸剤はいいみたいです。あと、食物アレルギーを気にして検査を希望される患者さんがいますが、食べられるのであれば、アレルギー検査をする必要がないとも言ってました。

せせらぎのささやき Vol.25

平成29年ようやくのささやきです。インフルエンザはようやくピークを越えたか?といった感じです。

2月3日は爪の勉強会がありました。爪水虫はもちろん、爪の変形、巻き爪など、ふだんよく診る病気ですが勉強する機会がなかなかなく、とても参考になりました。巻き爪の予防はきちんと歩くことだそうです。また変形した爪を治すのにテーピングを使うといいみたいです。